テネシー州に生息する生き物についてです。
ホタル
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綺麗なお水は何処?池や川は?
テネシー州で見られるホタルについてです。
ハチドリ(ハミングバード)
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お花の蜜を吸う小さな渡り鳥、ハチドリをご存知ですか?日本では生息していない様ですが、テネシー州では春から秋に掛けて庭先や公園などに飛んできます。とても小さくて可愛らしい鳥です。動画に収めてありますのでご覧ください。
セミ
 
日本の様に蝉もいますが、毎年大発生する事はありません。TN州で大発生するセミは、13年ゼミと17年ゼミです。赤い目をした小さめのセミです。卵から成虫になる迄の期間が13年、又は17年掛かるセミです。これらのセミは数種がありテネシー州には第1種(17年ゼミ、次回は2029年)、第10種(17年ゼミ、次回は2021年)、14種(17年ゼミ、2025年)、19種(13年ゼミ、次回は2024年)、23種(13年ゼミ、次回は2028年)が居ると言われています。

左の写真は2011年に撮影したものです。手前の枝と葉に映っているセミですが、成虫だけで7匹、抜け殻が4つ確認できます。羽の白いのは孵化したばかりの状態です。場所によっては壁一面がセミで埋まってしまう程です。
害虫

 Tick, Mite (大きなmiteはtickとも呼ばれます。)
 
ダニは人間を含む温血動物の血を吸って生きている、とても小さいクモ科の生き物です。口元で人などの皮膚を噛み、血液を吸う為に皮膚に穴を掘りますが、通常、痛みを感じる事はありません。また、口元のみが皮膚の中に入り、体は外に出たままになります。この大きさはケシの実ほどの大きさから小さな消しゴム大の大きさまで膨らみ、色も血を吸うと黒っぽくなり、皮膚や頭皮に付着しているのが見えるようになります。十分に血を吸った後、ダニは皮膚から剥がれ落ちます。アメリカで見られるダニの殆どはマダニ (hard tick) と呼ばれるダニです。

 (膨らんだ様子)
 
ダニの口からでる分泌物により皮膚が腫れたり、出来物が出来た様になり、肉芽腫が出来ることもあります。また、時にはダニに噛まれた事により麻痺を起こす場合もあります。さらにバクテリアやウイルスを媒介する事もあり、病気(ライム病、ピロプラズマ症、ヒト顆粒球性エールリヒア症、野兎病、ロッキー山脈の斑点熱、回帰熱など)を引き起こす場合もあります。
ダニは特に冷たく湿気の多い熟している森などや、背丈の高い草に生息します。日射を浴びている芝生などには殆どいません。ダニは飛んだり跳ねたりしないため、皮膚や洋服に触れた際にしがみつき、足などまで登ってゆきます。また、吸血する場所を決める為に、通常は30分ほど皮膚の上をウロウロと歩き回る習性があります。マダニは皮膚の下にもぐり長時間滞在する傾向があります。
 
ダニに噛まれると、殆どの場合は何も症状がでることはありませんが、時には先程述べた分泌物に反応し、発熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、 疲労感、筋衰弱を引き起こします。これらの症状はダニを取り除けば、通常、24時間から36時間以内に完全に回復に向かいます。また、皮膚には膿の溜まったできもの、固くなった腫れ物、そして肉芽腫が出来る事はあります。肉芽腫は大きくなると外科医で切ってもらわなくてはなりません。
 
ダニにより麻痺が起きる事はまれですが、通常は足や手から始まり、上半身や頭部に数時間、又は数日かけて広がってゆきます。刺したダニをきちんと取り除けば、数時間後には麻痺も次第に取れ初めますが、完治までには数日を要します。又、ダニを取り除かずに放置した事により、呼吸を動かしている筋肉が麻痺した場合には、死に至ることもあります。

皮膚や頭皮についているダニを見つけたら、直ちに取り除くようにして下さい。ダニの頭部を平らなピンセットなどで皮膚に近い所で挟み、真っ直ぐに引っ張っ下さい。絶対にダニを潰さないように気をつけて下さい。噛まれた後は、石鹸と水で綺麗に荒い、抗ヒスタミン剤(antihistamine)か、副腎皮質ホルモンクリーム(corticosteroid cream)を処置して下さい。血液を吸って大きく膨らんだ状態のダニを見つけた場合は、取り除いたダニをきちんと閉まる蓋の付いた容器にいれ、医者に見てもらって下さい。通常、三日以内に抗生物質(antibiotics)を受ける事でライム病の発生率を劇的に下げる事が出来ます。また、ダニが皮膚の置く深くに入ってしまい取れない場合は、無理をして取らずに医者に見てもらって下さい。ダニが綺麗に取れても、数日以内に発熱や風邪のような症状が表れ、湿疹のようなものが出来たり、特に噛まれた周りにドーナツ状の赤い物が出来た場合には、ライム病の発病が疑われますので、必ず医者の診断を受けて下さい。

 Bed Bug 南京虫・トコジラミ

通常夜間に人間の血を食べるCimex属の昆虫です。噛まれると皮膚の発疹、心理的影響、アレルギー症状など、多くの健康への影響をもたらす可能性があります。トコジラミの咬傷は、目に見えないものから小さな赤みの領域、目立つ水疱まで、さまざまな皮膚の変化を引き起こす可能性があります。


 Chigger ツツガムシ
 
ツツガムシはmite(ダニ)の一種ですが、ダニよりも小さい赤いクモ科の生き物です。草原や池、小川や森などのあらゆる所に生息しています。成虫と幼虫がいますが、人や動物に害を加えるのは幼虫の方です。皮膚につくと、ダニと同じように皮膚に噛み付き口から消化用分泌液を人の皮膚に注入し、皮膚の細胞が解けたものを飲みます。数日間、皮膚に取り付き、十分な食事が終わると赤いみみず腫れのような後を残して剥がれる様に皮膚から取れ落ちます。
 
ツツガムシに刺された後はとても痒く、赤い小さな腫れ物が出来、痒みが増すにつれて広がって行きます。刺されたなと思ったら、石鹸と水でよく洗い、薬局などで売っているカラマインローション(Calamine Lotion)を塗り、痒みを収める為に冷湿布をつける事も効果的です。掻き傷によって化膿することがあるので、出来るだけ掻かない様にする事も大切です。
 
ツツガムシがいそうな場所に行く場合は、10% - 30% DEETが含まれている虫除けをつけ、長袖などを着用して下さい。また、帰宅した際には石鹸を多目に使用して熱いシャワーを浴び、着ていた服はお湯で洗濯をして下さい。
 
  Flea ノミ  
 
通常、羽の生えていない、跳ねて移動する小さな虫の事をさします。体外寄生をしており、動物や鳥の血を吸います。刺されると中心に刺された痕が1つ見え、小さく赤く盛り上がりかゆみを伴います。刺された痕が線上を描いている事や、集中している事があります。かゆみは数週間続き、炎症を起こす場合もあります。時にはサナダムシなどを運ぶ場合もありますので、ひどい場合は医者に診て貰って下さい。また、刺されただけで人によってはアレルギー反応を起こす場合もあります。
一般的な治療法は、カラマインローション(Calamine Lotion)や0.5-1 % conc.ヒドロコーチゾンクリーム(Hydrocortisone Cream)を痒みに塗ります。ノミの幼虫退治には、Lufenuron という酵素が含まれている薬が効果あります。
 

Louse シラミ

昆虫綱咀顎目シラミ亜目 に属する昆虫の総称。全種が血液や体液を吸う寄生生物。映画館や幼稚園でシラミが移る事もあります。薬局にケジラミを除去する Lice Killer Shampoo や櫛も売っています。
 Fire Antファイヤーアント
 
ファイヤーアントは南米の輸入品と共にアメリカに入ってきた攻撃的なアリで、1930年にアラバマ州で発見されて以来、急激に全米に広がっています。勿論、テネシー州にもいますので、特に注意が必要です。アリと呼ばれていますが、実際には羽根の無い蜂やWasp(日本のスズメバチに似ている蜂)の一種です。
 
このアリは赤黒い色をしていて、全長3mm~6mmの比較的小さく、“く”の字に曲がった大きな触角を持っているのが特徴です。コロニーを作って生息し、芝生の真ん中や平らな場所に突然、小山のようなアリ塚を作ります。このアリ塚は時には高さが25cm以上、直径40cm以上、そして深さが90cm以上に達する事もあります。通常、1つのコロニーに女王アリは一匹ですが、時には数匹の女王アリが1つの巣に生息している事もあります。又、ひとつの女王アリのコロニーが1エーカーの広さの平らな場所に25~50個のアリ塚を作る事もあります。このアリに噛まれたからと言って医者に見てもらう人は限られているので、はっきりとした人数はわかりませんが、1年間でアメリカの人口の半分はこのアリに噛まれているだろうと予想されています。
 
Fire antは毒性が強く家畜や小動物を襲い、死に追いやる事もあります。実際にアメリカの7つの州では、既に80名以上のファイヤーアントによる死亡例が報告されています。通常のアリは噛んだ後に蟻酸と呼ばれる酸をかける程度ですが、ファイヤーアントは相手に口で噛み付き、噛み付いた後にお尻の部分からアルカロイドと言う毒液を注入します。この毒が体内に入ると、非常に痛く腫れて瘤のような虫刺されの様な跡が出来ます。時には刺された所に白い膿包が出来、化膿する事もあります。人によってはこの毒液に敏感な方もいて、めまい、吐き気、発汗、血圧の低下、頭痛、息切れなどの過敏症を引き起こし、救急で運ばれる場合もあります。
 
刺されてしまったら、水で倍に薄めた漂白液を付けると痛みや痒み、そして膿包が抑えられます。また、市販の抗ヒスタミン剤なども効果があります。上に記した症状がでた場合には医者に掛かるようにして下さい。
 


クモ
 
アメリカで見られるクモのうち、Black Widow Spider(ブラックウィドースパイダー)と Brown Recluse Spider(ブラウンレクルーススパイダー)というクモ以外は人体に害を与えるのでご注意ください。又、Recluse Spider(ブラウンリクラススパイダー)による子供の死亡例はテネシー州で確認されています。
 
 Black Widow Spider ブラックウィドースパイダー
 
このクモはゴミ箱、箪笥、屋根裏、ガレージなどのうす暗い場所なら何処にでも生息しています。大きさは1.3cmくらいで黒く光沢のある体に、赤オレンジ色の砂時計の様な印がお腹の部分に付いています。刺されると赤いリングの中に刺された後が残り、直後の2時間位は、激しい筋肉の痛みやけいれんを引き起こします。激しいけいれんは通常、背中、肩、お腹、そして太ももへと移って行きます。その他の症状は、疲れ、冷や汗、頭痛、不安感、痒み、吐き気、嘔吐、そして呼吸困難や血圧の上昇が見られます。また、小さな子供やお年よりは特に血圧が急激にる場合もあります。
しかし、Black Widow Spider に刺されたとしても、それほど、パニックになる必要はありません。実際、アメリカでは過去10年間にこのクモによる死亡者はでていません。まれですが、刺されてもクモが分泌物を人の体内に注入しない事もあります。その場合は、石鹸水で綺麗に洗って化膿しないようにすれば、症状が出ずに直ります。
刺された後に筋肉のけいれんなどを引き起こした場合は、直ぐに近くの病院に運んで下さい。小さい子供などは状態を見るために、一泊の入院になる事もあります。医療機関にはBlack Widow Spider用の痛みやけいれんを止める治療薬があります。
 
  Brown Recluse Spider ブラウン レクルース スパイダー
 
このクモは暗く静かな隅などに生息し、バイオリンスパイダー(バイオリンを逆にしたような形のため)としても知られています。大きさは足を含めて約1cmで茶色い色をしています。とても小さいため、バイオリンの形を判断するのは困難ですが、このクモは通常のクモ(目が8つ)と違って目が6つあり、お尻の部分には模様はありません。
 
ブラウン レクルース スパイダーに刺されると、初めの10分位は痛みや火傷の様な痒みを感じます。刺された後は牛の目の様な跡ができ、赤いリングの中に水泡が現れ、赤いリングは次第に白いリングに変わります。水泡は後に崩れて、潰瘍を残したかさぶたとなります。この潰瘍は広がって行きその下の皮膚や筋肉細胞を破壊してゆきます。その他の症状は発熱、悪寒、吐き気、嘔吐、筋肉痛、赤血球の破壊による溶血性貧血が見られます。特に子供やお年寄りは危険が伴いますのでご注意下さい。
 
噛まれてしまったら、傷口を綺麗に消毒して抗生物質軟膏(antibiotic ointment)を付けて下さい。もし、上記の症状が出た場合には速やかに医者の診断を受けるようにして下さい。残念ながらこのクモに刺された時の特別な治療薬はありません。化膿してしまった場合には抗生物質を使用します。また、皮膚の深くまで化膿した場合には手術をして取り除いてもらう事もあります。刺された後が治らない場合や、悪化した場合には医者に見てもらって下さい。
 
 
 有害植物

 Poison Ivy, Poison Oak ポイズンアイビー、ポイズンオーク
 
Poison Ivy, Poison Oakはつる状の植物で、テネシー州で頻繁に見ることが出来ます。これらの植物は葉がギザギザになっているもの、滑らかな物、光沢のあるもの、無いもの、つる状になっていて他の木に巻き付いているもの、そうでない物などいろいろな種類があります。通常は茂みを好む植物で一本の茎に3枚の葉が付いているのが特徴です。
日本名ツタ漆と言う名前からも判るとおり、ポイズンアイビーやポイズンオークはウルシオルと呼ばれる分泌物を持っており、触る事によってかぶれを引き起こします。初めは水泡が出来、凄く痒みます。又、ひどい場合には痒くて眠れない事もあります。かぶれてしまったら水洗いをし、ポイズンアイビー用の市販の痒み止めをつけるか、主治医に相談して薬を貰う事をおすすめします。ポイズンアイビーから出る液(ウルシオル)の名前は、日本の漆から由来します。このウルシオルは水溶性ですので、油性の薬を付ける前にまず、水でよく洗い流してください。
庭などにこれらの植物を見かけた場合は、触らないように注意して下さい。また、根から増えますので、根こそぎの駆除が必要です。秋には紅葉して葉が落ちますが、枯れた落ち葉にもウルシオルは付いていますので、触らないようにして下さい。
 
毒蛇
 
テネシー州に生息する毒蛇

テネシー州には32種類の蛇が生息していますが、そのうち下記の4種類が毒蛇です。この4種類の毒蛇はPit Viper種に属していますが、テネシー州の毒蛇は沼マムシを除いて、比較的おとなしいのが特徴です。世界中で毒蛇による死亡数は、年間5万人となっていますが、北米では12~15人、テネシー州では1960年以降、4名だけとなっています。また、テネシー州の毒蛇は、近隣の州(テキサス州、ジョージア州、アリゾナ州、フロリダ州、アラバマ州)の毒蛇に比べて、致死量が多くありません。テネシー州に生息している殆どの蛇は、夏の間は夜行性で、血液を温めるためだけに昼間の太陽の下に出てきます。早春と晩春の頃は、一日のうちで気温の高い時間に活発的に行動します。この時期がもっとも蛇による被害が多く出る時期です。冬の間は冬眠に入るので、蛇に遭遇することは余りありません。近くに蛇がいたからといって、許可なしに蛇を傷つける、殺す、移動する、自然界に生息している蛇を飼うことは州法で禁止されています。


 アメリカマムシ Northern and Southern Copperhead (Agkistrodon contortix)
https://www.tn.gov/twra/wildlife/reptiles/snakes/copperhead.html

テネシー州には2種類のアメリカマムシ(コッパーヘッド蛇)が生息しています。ノーザン(北)アメリカマムシはテネシー州のいたる所に生息していますが、サザン(南)アメリカマムシは州の南西部で主に生息しています。通常、アメリカマムシは全長が24~36インチ(61~91㎝)で、薄茶、桃色の体に砂時計の形をした模様が胴部分に縦に並んでいます。この砂時計の形は体の側面は小さく、背中の部分が広くなっていて、頭部が銅(コッパー)の色をしている事からコッパーヘッドと名付けられました。通常はねずみを主食としていますが、時には鳥やヤモリ、小さな蛇や両生類などの小動物を襲うこともあります。主に木材が重なっている廃墟や木の茂った山間、放置された牧草地や野原などに多くいます。一般的にアメリカマムシは臆病で無気力とされ、人と遭遇するよりも後退を好みますが、攪乱されると尾を揺らしガラガラと音を立てる習性があります。アメリカマムシは有毒ではありますが、毒の量も一番少なく、テネシー州でこの蛇に噛まれて死亡する事は非常に稀です。
 
 沼マムシ Western Cottonmouth / Mocassin (Agkistrodon piscivorus)
https://www.tn.gov/twra/wildlife/reptiles/snakes/cottonmouth.html

日本では沼マムシと呼ばれるコットンマウス蛇の一種で、テネシー川西域のCheatham, Dickson, Hickman, Humphreys, Perry, Wayne そしてWilliamson郡に生息しています。この蛇は32~42インチ(76~106㎝)と比較的大きめで、胴回りも大きい蛇です。水辺にいる事が多く水中でも獲物を捕まえる事が出来る為、魚や両生類を主に餌としています。通常、成長した蛇の体は黒に近い鈍い色をしていますが、子供のうちは明るい色をして模様がはっきりとある場合もあります。稀にですが成長してもアメリカマムシ(コッパーヘッド)の様な砂時計の模様を持っている場合もあります。人と遭遇すると大きな口を開けて相手を威嚇します。この時の口の開け方が綿花に似ているため、コットンヘッドと呼ばれています。(但し、テネシー州に住む全ての蛇の口は白い為、識別の目安にはなりません。)この蛇は泳ぎがうまく、水面に浮いているように見えますが、魚や蛙などの餌を探す為に水中に潜る事も出来ます。
 

 Rattlesnakes

テネシー州に生息しているガラガラヘビのうち、2種類に毒があります。ガラガラヘビは尾にガラガラと音のなる部分があり、通常は外敵から身を守るために、この音を使って他の動物に警告を発していますが、急に驚いた時などに身を守るために音を鳴らすことがあります。この先端についているガラガラは、脱皮するごとに一段ずつ、増えてゆきます。しかし、とても壊れやすいため、がらがらの段数だけでは、はっきりした年齢は数えられません。
 

西部ピグミーガラガラヘビWestern Pigmy Rattlesnake  (Sisturus miliarius)
 https://www.tn.gov/twra/wildlife/reptiles/snakes/pygmy-rattlesnake.html 
ピグミーガラガラヘビはテネシー州のテネシー川氾濫原に沿って生息しています。特に湿地帯、沼地などに生息し、蛙、サンショウウオ、トカゲ、小動物を主食としています。この蛇はとても小さく、50センチを超えることは稀で、ガラガラの音もとても小さいため、昆虫の音と間違えることがあります。
 

ティンバーガラガラヘビ Timber Rattlesnake (Crotalus horridus)
https://www.tn.gov/twra/wildlife/reptiles/snakes/timber-rattlesnake.html
ティンバーガラガラ蛇は、リスやねずみなどの齧歯動物が多くいる、落ち葉や大木が横たわるような古い林に生息しています。この蛇は人との接触に対し、非常に消極的で、よほどの事が無い限り姿を現すことはありません。とても大きな蛇で胴回りもしっかりしており、全長は91センチ~152センチあります。体の色は灰色、黄褐色、桃色に黒い帯状の柄があります。
 


蛇に噛まれてしまったら・・・。
 
蛇に噛まれたら、まず、落ち着いてください。殆どの場合、噛んだだけで毒が出ていません。又、冒頭にも書いた用に、テネシー州の毒蛇は毒の量が少なく、ラッシュアワーを運転するよりも安全なほどです。例え毒蛇に噛まれたとしても、噛まれたことで死亡することよりも、噛まれた所の細胞破壊の方が大きな問題となります。毒が体内に入ったかどうかにかかわらず、落ち着いて病院に必ず行ってください。血圧や腫れの様子を見て、次の日には家に帰れます。
 
 
  • 腫れ上がりますので、咬傷付近につけている宝石類などは外して下さい。
  • 咬傷箇所を心臓より下にしてください。
  • 毒が広がらないようにと、止血帯をしないで下さい。咬傷付近の細胞破壊が酷くなってしまいます。
  • アスピリンは飲ませないで下さい。血液が薄くなり、通常以上に毒が広がってしまいます。アルコールも同じ理由で飲ませないで下さい。
  • 噛んだ蛇を捕まえようとしないで下さい。再度、噛まれるチャンスが増えてしまいます。  医療機関にある解毒剤は、テネシー州のどの毒蛇にも効果があるので、噛んだ蛇の種類を特定する必要はありません。
  • 咬傷部分は、ひどく腫れ上がり、激しい灼熱感があります。
  • 体内に入った毒を吸い取ろうとしないで下さい。咬傷部分の皮膚が破けて毒が血液に入ると、咬傷ではなく、失血症で死亡する確率が増加します。
  • 咬傷部分を氷などで冷やさないで下さい。毒蛇による被害は細胞破壊です。氷などで冷やしてしまうと、咬傷部分を含む手足の切断が必要となる確率が増加してしまいます。
Japan-America Society of Tennessee

アドレス
P.O. Box 330003
Nashville, TN 37203
電話番号
(615)556-1928
テネシー日米協会
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